「メルカリでスニーカーを転売して一儲けしたい!」
結論からお話しすると、メルカリでのスニーカー転売はしっかりと資金を準備した上で商品リサーチを徹底して行うことで可能になります。
近年では日本国内のみならず、世界中でスニーカーブームが再熱しています。
実際に、人気の高い「トラヴィススコット」とナイキのコラボモデルは販売価格2万円前後に対してその10倍以上のプレミアム価格で取引されることも珍しくありません。
そんなスニーカー転売ですが、「終わり」「やめとけ」という声が上がっているのを散見します。
実際、異常な盛り上がりを見せるスニーカー市場で稼ぐためには様々な注意点を押さえておく必要があります。
そこで、本記事ではメルカリでのスニーカー転売はやめとけと言われる理由から、実際に稼ぐ方法まで徹底解説します。
是非、最後までお読みください。
1:メルカリでのスニーカー転売はやめとけと言われる5つの理由
「スニーカー転売はやめとけって言われているけれど、本当?」
そう言われているのは以下5つの原因が挙げられます。
- 真贋鑑定ができない
- 安定的な利益を得られない
- トレンドで値崩れする
- スニーカーの知識が必要
- 違法ではないがブランド側は禁止している
スニーカー転売は成功すれば一度で稼げる金額が大きくなる分、リスクが付きものです。
その理由を解説していきます。
理由①:真贋鑑定ができない
メルカリではスニーカーの真贋鑑定ができません。
そのため以下のようなリスクが発生します。
- メルカリで仕入れる場合に偽物を掴まされる
- 偽物と知らずに販売した場合にアカウントが停止する
- 正規品を出品しても購入者側が偽物と主張した場合にトラブルになる
実際、SneakerDunkなどのスニーカー・アパレルの売買に特化したサイトでは運営側で専門の鑑定士による真贋鑑定のサービスが展開されており、偽物のスニーカーが出回るリスクを抑える動きを取っています。
メルカリでは真贋鑑定サービスは展開されていないため、「評価の悪いユーザーとは取引しない」「出品時には付属品やタグなどで正規品だということをしっかりと証明する」「メルカリで商品の仕入れはしない」などの対策を講じる必要があります。
理由②:安定的な利益を得られない
スニーカー転売は安定的な利益を得ることができません。
その理由は、プレミアム価格の付くスニーカーは抽選販売であることが大半で数量が少ないため、入手のための競争率が非常に高いからです。
さらに、販売店舗によっては「ドレスコード」が指定されている場合もあり、レアスニーカーを購入するためにレアスニーカーを履いて店舗に向かう必要があります。
運よく抽選販売でプレミアム価格の付くスニーカーを入手できたとしても、毎回の抽選販売で当選できるとは限りません。
一度成功すれば大きな利益を得られるスニーカー転売ですが、仕入れを安定的に供給し続けることは困難です。
理由③:トレンドで値崩れする
スニーカーの転売価格市場はトレンドに左右されます。
それにより需要と供給のバランスが崩れることもあるため、急な暴落で値崩れする可能性も0ではありません。
スニーカーは需要が最も高いタイミングで転売するのがベストです。
転売価格が高いスニーカーを運よく仕入れることができたとしても、出品するタイミングを誤れば不良在庫になることもあるため、スニーカー転売は非常にリスクが高いと言えます。
理由④:スニーカーの知識が必要
スニーカー転売を行う場合、スニーカーに対しての知識が必要です。
- どのモデルが需要が高いのか
- 本物と偽物の見分け方
- 人気が出るカラーとサイズ
- スニーカーの適切な保管・発送方法
- 相場に対する理解
もし、スニーカーに対して深い知識がないまま転売に手をつけると
「プレミアム価格がつかないスニーカーを誤って仕入れる」
「在庫を捌ききれずに赤字」
などのリスクが発生します。
ですのでスニーカー転売は趣味の延長線上で始めるのがベストであるとも言えます。
理由⑤:違法ではないがブランド側は禁止している
スニーカー転売ヤーはSNSなどで非難される傾向が強いですが、違法行為ではありません。
実際にメルカリも転売という行為自体は禁止していません。
転売とは、「自分で作ったもの以外全て転売にあたり、定価より高く売っても安く売っても広意義で転売に該当する」というのがメルカリの側が定義する概念だからです。
しかしながら、ナイキやアディダス、ニューバランスはスニーカーの転売行為を明確に禁止しています。
再販用購入の禁止 本プラットフォームは、ナイキが最終エンドユーザーに直接ナイキ製品を販売することを目的としているため、再販目的の製品の購入は厳重に禁止されています。「再販のための購入」とは、ナイキ製品を他者(消費者、事業者、その他の第三者を含みます。)に再販する、又は再販しようとする者がナイキ製品を購入することを意味します。お客様が再販のための購入をしようとしているとナイキが確信する場合、ナイキは、お客様に対して何らかの措置を講じる権利を留保します。この措置には、お客様に対する販売を制限し、注文を取り消し、又はお客様のアカウントを一時停止若しくは閉鎖することを含みますがこれらに限定されません。
参照:NIKE公式サイト-特定商取引法に基づく表示/販売規約
ブランド側が一個人の転売に対して言及している事例は現状ありませんが、ブランド側が禁止している行為であるということは大前提として理解しておくべきでしょう。
2:それでもメルカリでスニーカーを転売する2つのメリット
ここまでハイリスクなスニーカー転売をメルカリで行う2つのメリットとは一体何なのでしょうか。
- 高い利益率
- 売れ残ることが少ない
実際にスニーカーの転売だけでガッツリ生計を立てている転売ヤーも少なくありません。
その理由を見ていきましょう。
2-1:高い利益率
スニーカー転売は他の商品ジャンルの転売・せどりに比べて圧倒的に高い利益率を誇ります。
その理由は供給に対して市場の需要が高いモデルのスニーカーが存在するからです。
実際に、近年話題性の高いスニーカーを見ていきましょう。
定価264,000円のDIORxNIKE AIR JORDAN1は定価の何倍もの値段で取引されていたり。
定価23,100円のTravis ScottとNIKE AIR JORDAN1にも定価の数倍のプレミアム価格で取引されている状況は長期間に渡って続いています。
需要が高いスニーカーを一度入手できればそれだけで数10万円の利益を上げることも可能であるため、非常に夢のある転売と言えます。
2-2:売れ残ることが少ない
市場の需要が高いレアスニーカーを仕入れれば売れ残って不良在庫になることも少なくなります。
スニーカーに対する知識があれば、「確実に売却できるレアスニーカー」だけに焦点を絞って抽選を行うことで在庫を確実に余らせることなく転売するという技も可能です。
転売やせどりは自分の得意なジャンルに絞って行うのがおすすめな理由の1つとも言えます。
3:メルカリで転売できるスニーカーの4つの仕入れ先
メルカリでスニーカーを転売する場合、新品でプレミアム価格が付くスニーカーで行うことをおすすめします。
新品で購入した限定モデルのスニーカーを相場を見て定価よりも高く売却することで利益を上げる方法です。
では、そのようなレアスニーカーはどこで仕入れることができるのでしょうか。
本章ではメルカリで転売できるスニーカーの4つの仕入れ先を紹介します。
3-1:公式ショップ
NIKEやadidasを始めとしたスニーカー販売店に出向いてスニーカーを仕入れる方法です。
事前に公式サイトにてアナウンスされる日程に指定される場所(店舗)で抽選に参加します。
列に並んで抽選をして、当選すれば購入が可能です。
確実に利益が出るモデルを購入できれば利益が出ることは間違いありませんが、そもそも抽選に外れてしまった場合は何も買えないので時間と労力が無駄になります。
3-2:公式オンラインショップ
公式オンラインショップにて購入する方法です。
公式オンラインショップでの購入方法は以下2通りです。
- 事前抽選
- サイト内での購入
事前抽選は実店舗に出向いて抽選を行う方法とは異なり、ネット抽選に当選した場合にのみ購入権が得られるので列に並ばなければならないなどの手間が大きく軽減されます。
その反面、ネット抽選にさえ当選すれば確実にレアスニーカーが入手できるという手軽さから多くの転売ヤーが参加するため競争率は必然的に高くなります。
サイト内での購入は、事前にアナウンスされた時間にサイト内のショップが更新され、スニーカーが販売されます。
早いもの勝ちで購入する必要があるため、最適なネット環境やPC、購入フローに慣れておく必要があるため難易度が格段に高くなります。
3-3:アプリ
スマホ用のアプリでスニーカー抽選に参加する方法です。
そのアプリには以下が挙げられます。
- SNKRS(NIKE)
- atomos(スニーカーショップ)
- END(海外セレクトショップ)
抽選に参加した段階で決済方法・配送先を設定しておく必要があり、当選した時点で購入が確定します。
確実に利益の出るモデルを押さえておけば抽選に参加するだけでレアスニーカーを手に入れられる可能性があります。
その反面この方法も、多くの転売ヤーが参加するため競争率は必然的に高くなります。
3-4:実店舗(セレクトショップ)
ブランドの路面店以外のセレクトショップでもスニーカーは販売されます。
ショップの方針によって異なりますが。ネット抽選や事前抽選など販売方法は様々です。
4:メルカリでのスニーカー転売で確実に儲かるためのノウハウ
スニーカーに関する知識がないからと言ってスニーカー転売を諦めるのは時期尚早です。
- 売れるモデルを把握する
- 人気のカラー・サイズを把握する
- 情報リサーチを怠らない
大前提として元々スニーカーが好きでその延長線上で転売を始めた転売ヤーに比べれば力の差は生じるものの、以下3つのノウハウを押さえて少しずつスニーカー転売のコツを掴んでいきましょう。
4-1:売れるモデルを把握する
過去に発売したスニーカーの二次流通の販売価格を確認し、どのようなモデルが高く売れる傾向にあるのかを読み解きましょう。
抽選などで販売されるスニーカーはとんでもないプレミアム価格が付くスニーカーから、5,000~10,000円程度しかプレミアム価格の付かないものなど様々です。
例えば、過去に定価の何倍ものプレミアム価格が付いたモデルの特徴は以下です。
- ブランドコラボのスニーカー
- 有名人がデザインしたスニーカー
ブランドコラボのスニーカーでは過去に以下のモデルにプレミアム価格がつきました。
- TiffanyとNIKEのコラボAirForce1
- OFF-WHITEとNIKEのコラボスニーカー
- SupremeとNIKEのコラボAirMoreUpTempo
- SacaiとNIKEのコラボスニーカー
- kiko kostadinov×asics×hysteric glamourのトリプルコラボスニーカー
有名人がデザインしたスニーカーでは過去に以下のモデルにプレミアム価格がつきました。
- ラッパーYeことKaniyeWestのYeezyとadidas共作の『YeezyBoost』
- ラッパーTravisScottが手掛けるAirJordan1
これらの動向から、今後これらのブランドや有名人とのコラボスニーカーはプレミアム価格がつきやすい傾向にあると予測できます。
4-2:人気のカラー・サイズを把握する
スニーカーはカラーとサイズによっても市場価格が変動します。
スニーカーにはゴールデンサイズと言って高値が期待できるスニーカーのサイズが存在します。
それは男性だと27.0~28.0cm、女性は23.5~24.5cmです。
転売を目的として購入するならこれらのサイズが狙い目です。
カラー展開は、スニーカーによってバラバラで、無難に合わせやすい黒のプレミアム価格が高くなる場合や、そのスニーカー特有のカラーリングの方がプレミアム価格が高くなる場合などまちまちです。
また、ブランドによってもスニーカーのサイズ感は異なるため、仕入れ前には口コミやSNSなどを事前にチェックしておきましょう。
4-3:情報リサーチを怠らない
レアスニーカーを仕入れるためにはスニーカー販売情報のキャッチが必須です。
スニーカーウォーズやGOD MEETS FASHIONなどのXアカウントや、当サイト転売部などのメディアサイトから販売情報を仕入れましょう。
まとめ:メルカリでのスニーカー転売はハイリスクハイリターン
いかがでしたでしょうか。
本記事ではメルカリでスニーカーを転売する方法を紹介しました。
メルカリでのスニーカー転売はリスクの高い仕入れと徹底リサーチが必須であることがお分かりいただけたかと思います。
スニーカーに対して豊富な知識を持って転売に挑戦すれば、確実に利益の出る商品の目利きができます。
その反面、何の知識もないままスニーカー転売に挑戦すると不良在庫が発生するなどのリスクが発生します。
筆者は転売やせどりは自分の得意なジャンルや知識が特化したジャンルで行うことをおすすめします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。