「amazonで無在庫販売はできるのかな?」
不良在庫を避けたり、資金繰りの最適化を図るために、無在庫販売は売れなくてもリスクがないので関心がある方も多いのではないでしょうか。
結論からお話しすると、amazonでの無在庫販売は禁止されています。
amazonで許可されているのは「ドロップシッピング」のみです。
そこで、本記事では転売ヤー歴8年目の筆者がamazonでの無在庫販売の方法を紹介します。
是非、最後までお読みください。
1:amazonでは無在庫販売はできる?
冒頭でお話しした通り、amazonでの無在庫販売は原則禁止されています。
しかしながら、amazonの規約などで明確に禁止されているわけではなく、ある一定の条件を満たすことで無在庫販売が可能になります。
それの条件とは、「ドロップシッピングを利用した場合」です。
本章ではドロップシッピングとは一体何なのかを解説します。
1-1:ドロップシッピングのみ可能
ドロップシッピングとは、注文が入った際に卸業者から購入者へ直接商品が届くシステムです。
無在庫販売との違いは、ドロップシッピングはあらかじめメーカーとの契約・提携が必要な点です。
実店舗やネットショップで販売されている商品を、注文を受けてから購入するいわゆる「無在庫販売」はamazonの規約上違反行為に該当します。
ドロップシッピングという手法が禁止されているプラットフォームが数多くある中、多少の縛りがあったとしても無在庫販売ができるamazonは希少と言えます。
1-2:ドロップシッピングのメリット
ドロップシッピングのメリットとしては以下が挙げられます。
- 最小限の費用で始められる
- 不良在庫リスクを減らせる
- 倉庫維持費用・配送料が削減できる
ドロップシッピングなら注文が入った際に提携している業者へ受注及び発送を依頼するため、不良在庫になるリスクを無くせることはもちろん、諸々の費用を最小限に抑えた上でビジネスをスタートすることができます。
1-3:ドロップシッピングのデメリット
それに対し、ドロップシッピングには以下のデメリットも抱えています。
- 利益を出しづらい
- 提携の最適化が必要
- リアルタイムの在庫状況が確認できないことも
ドロップシッピングはまとめて仕入れを行う有在庫販売に比べて、仕入れ金額が安価にならない可能性があります。
さらに業者との連携がままならないと、在庫状況の共有遅れや発送の遅れや欠品などが発生することも。
小さなコミュニケーションミスが大きな損失に繋がる可能性があるのです。
2:ドロップシッピングの利用条件
amazonではドロップシッピングにおけるポリシーを公開しています。
ドロップシッピングを利用する場合、以下の条件を遵守する必要があります。
商品の記録上の販売者であること。
商品に同梱または付随する納品書、請求書、外装などのすべての情報に、自身を商品の販売者として明記すること。
納品書や請求書などに記載された自身以外の販売者の情報を削除してから、注文商品を出荷すること。
購入者からの商品の返品受付・実施の責任を負うこと。
Amazonの定める出品者規約およびポリシーのすべての条項を遵守すること。
つまり、ドロップシッピングでは購入者に商品が配送された際に、卸業者などの情報が記載されていることはNGで、自身(出品者)の情報のみが確認できる状態にしておく必要があります。
3:ドロップシッピングの利用手順
最後に、ドロップシッピングの利用手順を紹介します。
amazonでの出品にはamazonの購入アカウントやアソシエイトアカウントなどとは別に「amazonセラーアカウント」が必要です。
事前に登録しておきましょう。
手順1:商品の選定
まずは利益が見込める商品をリサーチしましょう。
amazonでの売れ筋商品のリサーチ方法については以下の記事で紹介しています。
興味のある方は参考にしてみてください。
手順2:卸業者との提携契約を結ぶ
次に卸売業者との提携契約を結び、販売フローを確立させましょう。
手順3:商品を仕入れる
商品が購入されたら、提携している卸売業者へ発注しましょう。
注文確定メールに記載された以下の情報を卸売業者に転送しましょう。
- 注文番号
- 商品詳細
- 個数
- 販売価格
- Amazonでの手数料
- 振込金額合計
- 出荷についての説明
手順4:卸業者が商品を発送する
基本的に発送は提携している業者が行います。
ドロップシッピングだとしても、出品者自身は以下のamazonのルールを守る必要があります。
- 出荷日から7営業日以内にamazonに出荷通知を送信する
- 「本、ミュージック、ビデオ・DVD」カテゴリの商品は受注後2営業日以内に出荷する
- 問い合わせには迅速に返答する
これらのルールを守らなければ規約違反とみなされ、ペナルティを科せられる可能性もあるので要注意です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事ではamazon無在庫販売の可否について解説しました。
amazonでは一定の条件を満たした場合を除いて無在庫販売が禁止されています。
「ドロップシッピング」という手法を用いることでamazonでは無在庫販売が可能になります。
ただし、ドロップシッピングを行う場合には様々なルールを遵守する必要があります。
ドロップシッピングを上手に活用することで初心者でも簡単にせどり・転売に参入することができます。
ポリシーをしっかりと理解した上でペナルティを受けないように十分注意しましょう。
また、本サイト「転売部」では長期的に利益が安定しやすい転売情報を日々発信しています。
転売初心者でも簡単に仕入れができる仕組みを確立しているので興味のある方はチェックしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。